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「はみ出し駐車」は何がダメ?法律の議論では見落とされる“本当に危ないこと”

みなさんこんにちは、ディ・クリエイトの上西です。
先日、Yahoo!ニュースで、自宅の駐車スペースから車道へとはみ出して駐車する車についての記事が、様々な人の興味を引きました。

戸建て住宅の駐車スペースをはみ出して止めている大型ワゴン車のせいで、歩行者がそれを避けるために車道へとはみ出さなければならない状態になっているというものでした。
記事の中では、車体がはみ出していれば違法になることが伝えられていました。

このような問題になると、「法律違反なのか」「賠償責任が発生するのか」という議論になりがちです。
当然、法律は守らなければなりません。
しかし、本来考えるべきなのは、その行為によって事故が起きる可能性があるのかどうかではないでしょうか。

車の陰に潜む、子どもたちの飛び出しリスク

歩道にはみ出した車両は、歩行者や自転車の通行を妨げるだけでなく、視界を遮ることで事故の危険性を高めます
特に子どもは車の陰から飛び出しやすく、運転者の発見が遅れる要因にもなります

登下校中の子どもが歩道を駆け抜けてきて、そのままのスピードではみ出している車両を避けるために車道に飛び出すといった事態は、容易に起こり得ることです。
交通量の多い道路であれば、危険性はかなり高いでしょう。

交通安全は、「責任を問われるかどうか」で考えるものではありません。
「その行為によって誰かがけがをする可能性があるのか」という視点で考えることが重要です。
事故が起きてから責任の所在を議論しても、失われた命や傷ついた人は元には戻りません。
だからこそ、法律上問題があるかどうかではなく、事故を起こさないためにどう行動するべきかを基準に考えてほしいと思います。

自身の車や運転行動が、他者にとって危険を及ぼしていないかを考える、その習慣を身につけてください。

違法駐車ではみ出している車両に走行中に遭遇したら、車両の陰から子どもが飛び出して来るかもしれないことを想定して、徐行し、構えブレーキで走行しましょう。
「違法駐車をしている車両があったから」というのは、事故を起こしてもいい理由にはなりません。
歩行車の命を守るために、違法駐車の車があるのであれば、そのリスクに応じた安全走行をしてください。

上西一美氏
上西一美氏
株式会社ディ・クリエイト代表 一般社団法人日本事故防止推進機構(JAPPA)理事長 Yahooニュース公式コメンテーター 1969年生まれ。関西学院大学法学部卒業。大手企業を経て神戸のタクシー会社に25歳で入社。27歳からその子会社の社長に就任。その経験を元に、2004年ディ・クリエイトを設立し、交通事故防止コンサルティングを開始。ドライブレコーダーの映像を使った事故防止メソッドを日本で初めて確立し、現在、年間400回以上のセミナー活動をこなす。2万件以上の交通事故映像を駆使し、その独特の防止策で、依頼企業の交通事故削減を実現している。2019年よりYouTube番組『上西一美のドラレコ交通事故防止』を毎日更新中。

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