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ドライバーファーストでアプローチする車両安全

ドライバーも安全運転の指導者も車両運行管理者も、もちろん商業車・社有車を所有する法人も、皆同じように事故を回避して損害を減らすことを目指しています。そのためには、以下のような機能を備えた安全運行管理プラットフォームの活用が不可欠です。

  • 事故を未然に防ぐためのアラート:事故が発生したことを知らせるものではなく、事故が発生する前に警告する仕組み
  • ドライバーの運転技術向上を助ける仕組み:統計的に運転経験が浅いドライバーは数倍、衝突事故に巻き込まれやすい。ドライバーのプライバシーやプロ意識を損なうことなく、正しいタイミングで正しい情報を提供することは大きな課題です。そのためには、「事後報告&事後指導」ではなくドライバー自身にアプローチすることが不可欠です。幸運なことに、AIはこれを可能にします。AIが事故が発生する前にドライバーに対して警告することで、ドライバーは事故を避ける行動を取ることができます。これはすでに起きてしまった事故を検知したり、報告するという従来のものからは大きく異なったアプローチとなります。

なぜ通信型ドラレコやSDカード方式のドラレコでは事故を防ぎきれないのか

現在の通信型ドラレコやSDカード方式のドラレコでは、わき見運転などのながら運転の検出には、運転動画をクラウドにアップロードし、人の目による分析などをし、ながら運転かどうか判定する方法が多く採用されています。このようなアプローチには、以下のような重大な欠点があります。

  1. 車両とクラウド間のデータ送受信にはタイムラグがあり、リアルタイムのアラートを発報できないため、ドライバーの事故を未然に防ぐことができません。さらに、現在市場は出回っている多くのシステムでは、データが収集されたことがリアルタイムにドライバーに通知されないため、本来、自身のながら運転を認識すべきドライバーよりも先に、上司にながら運転をしているという情報が伝わることになります。
  2. 車載カメラの映像が不正な形で使用されることを危惧するドライバーもおり、システムが正常に動作しないようにカメラのレンズを隠す等細工する可能性さえ考えられます。このようなことが起こると、自分に過失がない衝突事故であっても、それを証明するチャンスが奪われるだけでなく、事故から学び今後の運転を改善するチャンスすら失ってしまいます。そうならないためには、ドライバーが危険運転を改善し、危険を回避ができる可能性がある間に、リアルタイムに危険を知らせることが重要です。

通信型ドラレコの業界では、車両内の映像が、24時間ライブストリーミング配信ようにの閲覧可能な場合があったり、「抜き打ち検査」のように動画を取り出したりされています。これは最も憂慮すべき傾向の一つで、このような機能やプライバシーの侵害に対して、ドライバーや組合は強く反発してきました。先日、Freightwavesがまさにこのトピックに関する記事を公開していることを見ても、これは大きな問題だと言えるでしょう。適切なツールを使用すれば、人が常時監視したり、監視カメラを使用することなく、ドライバーと車両の安全を守ることができるはずです。

車載AIによるメリット

車載AIドラレコを使用すれば、ドライバーの動き、視線や注目している方向、車両の動き、交通状況、その他の重要なデータを自動で検出することができ、差し迫った危険に対してリアルタイムにドライバーに危機を通知することが可能です。これにより衝突事故が平均40%~60%軽減されるだけでなく、衝突事故により発生する経費の削減にもつながります。車載AIのセンサーやリアルタイムアラートによって、上司が介入することなく、5人中4人のわき見運転が減少しました。ナウトのような車載AIを活用したドラレコでは、人の目での危険挙動の発掘や映像全体へのアクセスは一切必要ないため、ドライバーのプライバシーを確実に保護することができます。
もちろん、録画映像のアップロードがドライバーにとって有利になる場合もあります。例えば、虚偽の請求や自身に過失のない事故の場合、証拠として活用することができます。このように運転中の録画の活用場面について、ドライバー自身が選択できることこそ望ましいと言えるでしょう。

路上実地試験済みのナウト車載AI

ナウトの車載AIドラレコによって、ドライバーはリアルタイムに正確かつ革新的な自動音声アラートを受け取ることができるため、映像による監視を受けることなく、運転に集中することができます。必要な場合は、画面表示も可能です。

正しいソリューションの選択

ドライバーと車両を守る安全運転システムにはさまざまな製品があります。それらの性能を評価するには、技術的な欠陥をあたかも便利な機能であるかのように言い替えてしまうようなベンダーに注意することが重要です。そのようなベンダーを利用し、ドライバーのプライバシー保護をないがしろにすると、ドライバーの採用の妨げになったり、ドライバーからの信頼を失うことにつながりかねません。ドライバーのながら運転やとっさの衝突事故を未然に検知するためには、クラウドに録画映像をアップロードするプラットフォームではなく、車両内でリアルタイムにイベント検出が可能な、AI搭載型ドラレコ等のプラットフォームを提供できるベンダーが最適です。

ナウトの安全運行管理プラットフォームは、マルチタスク型の畳み込みニューラルネットワークモデルを活用した唯一の車載技術です。ドライバーの行動、交通状況、および車両の動きなどの重要コンテキストデータを同時に、そして完全かつリアルタイムに評価し、リスクの高い運転イベントを予測、予防します。その結果、商用車にかかる経費を削減し、ドライバーの命を守ります。ナウトは、ドライバーファーストを生み出すインサイトを提供いたします。

また、ナウトのドラレコはドライバーがいち早くフィードバックを得られるよう、ドライバーがながら運転などの危険運転をしている場合、車載端末からリアルタイムに音声アラートを発報します。これによりドライバーは、上司よりも先に必要な情報を受け取ることができます。ナウトは、ドライバーのプライバシーを犠牲にすることなく安全を保証します。

参考文献:
米国運輸省道路交通安全局
NautoおよびAtlas Financial Holdings, Inc.によるドライバーの安全に関する報告(2018)
Nautoによるドライバーの安全に関する報告 車載AIを活用したわき見運転の削減(2019)

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